つげ櫛は高いわけ

つげのとき櫛は一つ何千円かします。

初めて見たとき
高い、と思いました。

思い切って
つげくしの伝統工芸士の
辻従道(つじよりみち)さんにうかがってみたら、
ていねいに理由を教えてくださいました。

つげのとき櫛を
作る木を育てるには
五十年以上かかるそうです。

その代わりとても緻密です。

ツバキやケヤキ
ヒノキやスギなど
他の木はもっと早く大きくなりますが
そのぶん粗いそうです。

櫛を作るのには
細かいほど良い木で、
弾力性があり、
なめらかで、
使い心地が良いそうです。

そういうことから、
つげが最適だそうです。

いくら他の木に
ペーパーを当てても
素材が違うので、
つげのくしでとかしたときにでてくるような
つやはでてこないそうです。

そして
木目の線の向きが丈夫なので、
年輪の線が櫛の歯にたてになるには
約20cm。
何十年もの年輪がいるそうです。

違う向きに作れば
細い木でもできますが
木目に逆らうと
すぐ折れてしまうそうです。

そして
手のかかる工程があるので
量産できません。

それを知って
決して高くない、
と思って
初めての一本をいただきました。

毎日とかすたびに
自分をいつくしむ
幸せな気持ちになります。

 

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つげ櫛ケースから櫛を出し入れする様子です。
(上) 縦型 縦に出し入れ
(下) 横型 横に出し入れ

https://youtu.be/QIT33WsCO_4

https://youtu.be/0F6Hk7HPbHE

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